Vol.1 兵藤友彦氏 その1

市民の文化にスポットライト 「ぶんかのめ」

このコーナーでは、芸術文化に携わっている市民の方(団体)にスポットを当ててご紹介します。

 

第1回目のゲスト 兵藤友彦さん

 

兵藤さんは、愛知県立刈谷東高等学校の教師で演劇部顧問。

演劇部を全国高等学校演劇大会全国大会へ何度も出場へ導き、文部科学大臣奨励賞や愛知県

芸術文化選奨文化奨励賞など数多くの賞を受賞しています。

また、「演劇表現」という授業も行っている兵藤さんに演劇に対する思いを語っていただきました。

それでは、インタビュースタートです。

 

―学校で行われている『演劇表現』ってどういう授業なんですか。

簡単に言えばコミュニケーション力育成の授業です。

刈谷東高校は、何らかの悩みを抱え不登校を経験したことのある生徒が多くいます。人の視線を気に

しすぎたり、自分の気持ちをなかなか上手に伝えられない生徒もいる。私が顧問をしている演劇部は、

全国大会に出場したりいろんな賞をもらっていますが、やはり初めはなかなか表現ができなかったですね。

みんなレッスンを重ねていくうちに伝える力をつけていく。そんな演劇部での経験をもとにして作り上げた

授業です。

演劇というのは、お互いのリアルな気持ちを本気でぶつけ合って表現していくジャンルの芸術ですから、

コミュニケーションを向上させる基礎レッスンがたくさんあります。そういったものを使って人と人がつながって

いくスキルを身につけていきます。

 

―具体的にはどんなことをしているんですか。

実際にやってみましょうか。割箸があればできますよ。

二人で割箸の端と端をもって・・・・

(↓実際にやっている様子。内容は体験してのお楽しみということで・・・笑)

・・・なかなか難しいでしょう。

これを一番初めにやります。これが何かというと相手の気配を指先で探るんです。相手がどう動くのかを

感じていく。そうやって感覚レベルで他者の手応えを回復していくんです。これを繰り返す。何回もやって

いくうちに、指先で相手を感じることができるようになります。対人関係についての構えや自分のスタンス

もだんだんわかってくるんですよ。

授業を受けて何か一つでも気づいてもらえばいいんです。自分で気づいたことは忘れないですから。

 

・・・その2へ続きます。

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